2017年12月31日

スーダン人から借金を申し込まれる話

大晦日ですが、それとは無関係にスーダン生活についての本音トークをします(笑)。

スーダン生活で微妙にストレスがたまったのが、スーダン人から借金を申し込まれることです。

一度目は、家のガードマンが「私の父親が病気で手術しないといけないのだが、治療費がない。3000ポンド(当時の相場で1万円代後半くらい)貸してくれ」と言ってきました。

「なぜ親戚などからお金を借りずに、関係のない私からお金を借りる必要があるの??」という質問をしましたが、「あなたから借りられないと別の方法を考えないといけない。しかし父親はすぐに手術が必要なのだ。」と言って、その後涙を流して泣いています。

そこまでされると、さすがに追い払うのも気が引けて、「お金を貸すのではなく、ガードマンの報酬の前払いということで3000ポンド渡す」と言って、結局お金を渡しました。その後、その人はちゃんとガードマンの仕事を続けてくれて、報酬からの天引きもできたので、この借金はちゃんと返してもらえました。

しかし、その後も同じガードマンが「私の近所に住んでいる子どもが学校にいくための教材などの費用が工面できない。寄付してやってくれないか。」と言ってきました。その子どもと私が面識があれば、寄付するのはやぶさかではないのですが、私はその子どもを知らないので、ガードマンが言っていることが本当なのかも検証できません。結局日本円で数百円程度の少額のお金を渡しましたが、なんだか金づるにされているような気もして、もやもやした気持ちも残りました。

2回目は、職場の同僚から「生活費が足りないので200ドル貸してくれないか」と頼まれました。同じプロジェクトをやっている同僚なので無碍に断ることもできず、200ドル貸しました。これは数週間後に帰ってきたのですが、毎月、給料日から数週間たつと必ず私のところにやってきて「生活費が足りないからお金を貸してくれ」と言ってきます。

生活費が恒常的に足りないのであれば、延々と私から借りるしかないわけで、「これは返ってこない可能性もあるな」と思ったので貸す金額は100ドルに減らして、毎月貸して、数週間後に返してもらい、また翌月100ドル貸して・・ということを繰り返していました。その後、急に私の帰国が決まり、当時働いていたオフィスをすぐに引き払わないといけなくなったのですが、お金を借りた同僚は出張に出ていて、会えませんでした。そこでもう100ドルはあげることにしよう、と思って、そのままオフィスを引き払いました。

日本で社会人生活をしている中で、私は借金を申し込まれたことはなかったので、これらのスーダン人からの借金の申込みには非常に困惑しました。

なぜこんな風に、私がスーダン人から借金を申し込まれるのかというと、まず、いま平均的なスーダン人の生活が非常に苦しくなっているということがあると思います。

スーダン・ポンドの価値は、4−5年前まで1ドル3ポンド程度だったものが、いまは1ドル20ポンドくらいまで暴落しており、その結果、輸入品の値段も高騰し、全体的にインフレが進んでいます。その一方で、収入はそれほど上がっていません。ですので、実際、普通の人達の生活はカツカツなんだろうと思います。

しかしそれに加えて、やはりスーダン人の頭の中には、「外国人はお金持ちだ」というのが先入観としてあるのだと思います。そのため、親戚やスーダン人の親友よりも、外国人の私のほうが簡単にお金を貸してくれるだろう、という期待があるのだと思います。

私が住んでいた時期のスーダン(とくに北部地域)は治安がとても良かったのですが、もし状況が変わって、治安が悪い状況になったら、金持ちと思われている外国人は強盗、窃盗などのターゲットにされやすくなるんじゃないかなーと思い、そう考えると少し恐ろしい気持ちがしました。

posted by ETMM at 12:00 | Comment(0) | スーダンネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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